個々のオリジナリティを消さないためにはデザインもオリジナルになるはず

今日は最高気温19℃。正直、寒いくらいでした。寒暖の差が激しい札幌です。
ということで、今日はデザインの話をしたいと思います。

僕はウェブデザインを制作するときに、必ずその案件ごとにオリジナルのデザインを考えるようにしています。もちろん、それだけ手がかかるということを承知の上でそうしているのですが、逆に求められるデザインとしては使い回しができないと知っているからそうしています。

約10年、この仕事をしてきましたが、まったく同じデザインが別な案件に使えたケースは皆無でした。制作事例を見てくださったお客様から「このウェブサイトのデザインがいいので、これと同じようなデザインにしてください」と言われても、最終的にはオリジナルのデザインを制作してきました。なぜならお客様がそう言っていたとしても、ヒアリングをするとそんな単純な話ではなくて、それぞれにオリジナリティや物語のような背景が見えてくるからです。

そこまで分かっていながら、テンプレートの色だけ変えたり写真を差し替えたりだけで済むわけがない。いつもそう思ってウェブデザインをしています。

テンプレートを販売するサービスなどは、使い回しができるデザインの典型かもしれませんが、オリジナリティを出すには素のテンプレート状態から装飾していかなければならないはずです。

デザインはデザインで大事なものであるし、それはそれで拘る意味があると、僕は思っています。軽視できませんね。

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