エアコンのない夏を快適に過ごすためのポータブルエアコンついに始動

こんにちは。今日は札幌の最高気温22℃。涼しい1日でした。そんな日に、エアコンについて語りたいと思います。

実は、昨年今のマンションに引っ越してきたときにエアコンをつけようかと思っていたのですが、賃貸マンションに工事して退去時に原状復帰とか大掛かりになるのはなんか嫌だなーと思い。色々調べているうちに工事不要のポータブルエアコンなるものがあることを知り、昨年のうちに購入していました。

購入したのは アイリスオーヤマ ポータブルクーラー PCE-221G です。

これ系のポータブルエアコンなるものはいろんなタイプがあるのですが、だいたい3万円台〜4万円台までくらいの価格帯で販売されているようです。

前面からみた感じは結構カッコいい
側面はこんな感じで、天板はスロープ形状になっている

アイリスオーヤマのPCE-221Gを選んだ理由

僕がこのモデルを選んだのは、完全に見た目です。これ以外のポータブルエアコンっぽいものは、ただの四角い白い箱のような感じのものばかりなのですが、この子だけはホワイト&ブラックなツートンカラーでスタイルがかっちょいいのです。どうせ工事タイプの本格エアコンとは性能差は歴然だろうし、同じ価格帯の他モデルと比較してもさほど性能は違わないのだろうというくらいの感じの軽いノリで購入しました。

ここは札幌ですし、猛暑になることはあるにせよ本州に比べれば真夏日なんて数えるほどしかありません。朝晩にはしっかり涼しくなるほどの気候なので、頑張れば扇風機だけで夏を乗り切ることもできるような土地柄です。実際、北海道全域で見れば、エアコンなんて一台もないよ、という家のほうがまだまだ多いと思われます。

こんな土地なもんですから、エアコンでなくても「エアコンっぽいもの」で十分快適で幸せな夏を過ごせると踏んだわけです。

この手のポータブルエアコンは、背面から取り入れた空気をコンプレッサーで冷やして前面から吐き出します。吸い込んだ空気は本体内部で冷風と温風に分けられますが、吹き出し口からは冷たい風が吹き出します。温かい空気は、排気ダクトから窓の外へ排出します。能力はさておき、仕組みとしては家庭用のエアコンとさほど変わらないと思います。

背面には排気ダクトを設置します
排気ダクトは窓の外へ

窓用ダクトは買っておくのがおすすめ

排気ダクトは蛇腹になっているので、バババッと引き伸ばしたり、いろんな角度をつけることが可能です。排気側の口は窓に挟むような感じで設置するのですが、このとき排気効率を上げるために別売りの窓用ダクトパネルを購入すると良いと思います。僕はAmazonで Retvi 窓用ダクトパネル を購入して設置しています。(この製品は中国発送らしく、配送後してから到着までにけっこう日数がかかりましたが、一応ちゃんと届きました)

まあ、これについては、見栄えを気にしないならダンボールで工作しても良いかもしれません。

あと連続排水ホースも別途購入

あと購入したのは連続排水用のホース uxcell シリコンチューブ 12mmID X 14mmOD(厚さ1mm、長さ1m) です。連続排水用のホースは付属品としてついてくるのですが長さ的には短くて、これは基本的にすぐ窓際ギリギリに設置するか、もしくはバケツなどを近くに置いてそこにホースで排水するという前提だと思われます。

僕の場合には、本体をもっと室内に引き込みたかったのと、連続排水ホースも直接窓の外に出したかったので、長いものに取り替えました。内径12mmのホースなら何でも合うと思います。(厚さは1mmでもいけますが、ちょっとしなるので2mmくらいあってもよかったかなという感じ)

一応リモコンもついてます

エアコンらしいリモコンも付属していました。

これで寝転びながらでも、冷風/除湿/送風や温度設定を切り替えることができますね。

機能的には、必要十分といったところでしょうか。

31℃の真夏日に試運転してみた結果

ということで先日、6月の札幌としては珍しい真夏日がありましたので、早速試運転してみました。お昼頃にだんだん室温も上がってきたので、いざ出陣です。

本体上部の電源ボタンをポチッと押して稼働させます。さて冷えるかな。

送風音は意外にやかましい

稼働してビックリしたのですが、送風音が意外にやかましいのです。最初「え?」と思いました。コンプレッサーよりも送風音がうるさいって何?という感じです。風量「強」だと完全に送風音がコンプレッサーの音をかき消す勢いです。まるでマンガのような「ブォー」という音です。風量を「弱」にすると、コンプレッサーの音がやっと聞こえる感じです。逆にコンプレッサー自体は、こうした単体モデルにしては静かとも言えます。

この音は、買う人にとってはネックになりそうです。もちろん「多少うるさくても、暑いよりはいいです」という人なら、問題はありません。ちなみに吹き出し口は、羽の向きを変えて風の流れる方向を変えることができます。

送風口から吹き出す風の音がけっこう大きい

肝心の冷却スペックは?

さて、肝心かなめの冷却レベルですが「冷えるは冷えるが、思ったほどは冷えないかな?」という感じでした。感覚的には窓用エアコンにはやや劣るが、扇風機や冷風機よりも格段に良いという感じかと思います。やっぱり一番冷えるのはなんだかんだ室外機のある本格エアコンですが、工事ナシの簡単設置で場所も手軽に移動できて(本体はキャスター付き)、そこそこ冷やしたいというならこれで十分かとも思いました。

サーキュレーターと扇風機の合わせ技なら、20畳くらいのスペースでも汗をかかない程度の空気を保てるという感じです。激冷えとはほど遠いので、温度設定の最低が16℃になってはいますが、気温が30℃くらいの日にはたとえ6畳くらいのスペースであってもまずそこまで冷えないと思います。良く言えば、身体に優しい冷やし方にとどめてくれるエアコン(っぽいやつ)というとこでしょうか。

リモコンと同じような設定は本体でも可能。ちなみに最低温度設定は16℃。

まとめ

ということで、今日はこの先の夏をともにする相棒のアイリスオーヤマのポータブルエアコンを紹介してみました。ここからいろんなシーンで使っていこうと思います。なにか変化や気がついたことがあれば、またこのブログで書きますね。

では、また。