この時代にブログを書くということ

アメブロ一強時代の終焉は近いのか?

久しぶりに皆声.jpを見てみました。

アクティブなブログ統計を毎日集計してくれているサイトです。

皆声.jp 2021/05/16のブログ・メディア・動画界勢力図

一番左の円グラフがブログ投稿記事数の統計です。本日発表となったのは5月16日のデータでした。こんな感じで数日前のデータが毎日更新されていきます。

これを見て思うのはやはり「アメブロ落ちたなぁ」の一言です。

全盛期のアメブロは本当にすごかった(過去形)

初めてこのデータを目にした人には、「いやいやアメブロ1位じゃないの」と思われるかもしれませんが、それは過去のアメブロの勢いを知らないからです。全盛期のアメブロは70%以上を占めていたくらいの圧倒的シェアを持っていたんですよ。

ちなみに下降線をたどり始めた頃のアメブロのシェアがこれです。

皆声.jp 2016.02.28のデータより

このように5年ほど前のアメブロは、67%ものアクティブ率を誇っていました。2位との差の大きさには驚くばかりです。

もっとも、投稿数でみればアメブロだけではなく、他のブログも落ちていることがわかります。つまり、ブログ全体が落ち込んでいることが分かります。これはブログがオワコンというよりも、それ以外に多様なメディアがある現在においては他にも発信の選択肢があるということの結果なのかもしれません。

それにしても、王者だったアメブロの下落率は最も大きく、このような無残な姿は当時の勢いを知る者としては見るに耐えないのです。

アメブロが落ち込んでいく本当の理由

最近すっかりご無沙汰になってしまっているのですが、僕にはまだ閉鎖していないアメブロがあります。アメブロが好きでしたし、何年も毎日更新し続けていた次期もありました。

ある日、アメブロの中の人にお会いする機会があり、ファンとしてはどうしても聞いておきたいことがあり訪ねたことがあります。

「アメブロはなぜ、独自ドメインを使えないのでしょうか?」

中の人の答えは、とてもシンプルでした。

「アメブロはそこを求めないユーザーを対象としているからです」

リテラシーの低いユーザーだけが対象であるというこの言葉は、僕を失望させるのに十分でした。
まるで「その質問をした時点であなたはアメブロが求めるユーザーではないですよ」と突きつけられたようでした。
同時に、アメブロは攻めのサービスに見せかけて、実は根本の改革をしない、完全に守りのサービスだと知った日でもありました。

もしかすると、アメブロが他のサービス以上のスピードで落ち込んでいく本当の理由は、ここにあったのかもしれないとも思っています。

アメブロの再起はあるのか?というかブログの未来は?

サービスがこういう思想である以上は仕方のないことですが、サービスを選ぶのもユーザーです。
今後、アメブロの思想に大きな変化があれば別ですが、今のところはどうも斜陽な雰囲気しか感じられません。

とはいえ、Noteが上位に食い込んでくるあたり、「書くことの気持ちよさ」を求めて、一定数の文章で発信をしたい人は存在するのだとは思います。僕もその一人ですし、そういった層は完全になくならないとして、どんなメディアがその欲求を消化していってくれるのか?その中で、ブログはどうなっていくのでしょうか?

こうして毎日ブログを綴りながらも、それはとても気になります。

そんな見えない将来に思いを馳せながら、今日もブログを書いています。

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